こういう基本的なQ&Aをテレビは見せない。
Q.タンクで保管中の処理水は全てが十分に浄化できているの?
Q.浄化が不十分な水も放出するの?
この率直な疑問に即答できる人は少ないだろう。ならば徹底的にこの前提を報じるべきだ。
「風評を恐れる地元」取材を繰り返す行為と、現状可能な限りの正しい理解を促すことは似ているようでまるでかけ離れている。
岸田氏は「たとえ数十年にわたろうとも全責任をもって対応することを約束」したという。が、困難を極めるデブリ処理が「数十年」で終わるはずもなく、つまりは処理水を捨てる端から膨大な汚染水が日々生まれ続けていくということだ。裏切りの予感しかない言葉の軽さに辟易する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/268592