78年前のきょう、故郷・長崎にあの邪悪なキノコ雲が立ちのぼった。私の両親や親族も被爆し、それでも戦後を長く生き抜いたが、人知れず火傷や裂傷の痕を抱え、急性白血病で早くに子を亡くす者もいた。
彼らは世を去りつつある。聞き書きはおろかそれについての会話すら碌に交わしてこなかった私に「被爆二世としての責務」があるとするならば、自分自身を含め残り時間はそんなに長くない。狼狽えつつ焦りつつ、年老いた彼らの記憶を辿っていかなければ。
ところで、日本では不測のハプニングで話題の『オッペンハイマー』。アカデミー賞有力作というのに本邦公開は未定という、さもありなんな展開だ。で、どのニュースもそこには不思議と突っ込まない。誰が、誰にどう忖度してるのか教えてほしい。想像してる通りでももう別に驚かないから。怒るけども。
#長崎原爆の日
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