良記事。非正規の仕事は次第にアウトソーシングされ、労働問題は不可視となる。企業は社会保険のコストを切り捨てながら、中核化&外部化で利益最大化に突き進んでいく。
“米アマゾンは「最低賃金以上を支払っているが、短時間労働しかさせないために、個々の労働者の年収は生活保護水準を下回る。結果として税金で賄われる生活保護費が米アマゾンのビジネスを支えている」などという指摘があります。日本でも起こりうることです。”
一方で、“企業の中核”のメンバーも公私の隔てなく端末で高度に監視され、管理される。
むかし某大手の人が「会社から支給されたんですよ。健康維持目的ってことで」と当時出回り始めたApple Watchを照れくさそうに見せてくれたっけ。だけど「健康管理」以外にも、あなたの行動は思いのほか把握され、あなたの心拍数は上司との相性を見るための参照データとして活用されているかもしれない。
ディストピアはもうすぐそこ。つくづく『1984』はすごい。
進む仕事の二極化 周辺に追いやられ、監視される「普通の人たち」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20230719/pol/00m/010/007000c