【紛争でしたら八田まで(13) (モーニング KC)/田 素弘】

南アフリカ篇に『インビクタス』が登場する。
かつての南アフリカ支配国イギリスの詩人ウィリアム·ヘンリーによる「不屈」を表す詩だ。この詩人は結核、両足切断など様々な困難に見舞われながら、不屈の叫びを海を越えるほどの芸術へと昇華した。
この詩は、後に南アフリカ第8代大統領となるネルソン・マンデラの27年に及ぶ投獄生活を支えた。
対立する国家を間に挟み、理由は違えど、共鳴した2人の不屈の魂に震える。
このエピソードを見事に現在の南アフリカ情勢に織り込み描かれた「南アフリカ篇」に心から感動した。
巻末の監修・川口貴久氏による広島G7サミットの解説も良かった。

bookmeter.com/reviews/11540595

『インビクタス』 William Ernest Henley (1849–1903)

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同じく南アフリカ篇のこのシーン。年単位で嘆き悩む私に深く刺さった。

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