松井＿＿　 @nekonumaneko@fedibird.com

「メンタルちんこ撫で」というパワーワード

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千差万別、多種多様な感想を抱くであろう業の深い映画です。
特に学校の進路適正診断で「芸術家・クリエイター」とかになっちゃった人にはぶっ刺さること必至でしょう。
今回が初観賞でしたが、はっきり言って一度観ただけでは咀嚼しきれない。かと言って二度三度と観るのも抵抗がある（つまらないからではなく忘れたい過去や認めたくない内面を刺激されるから）痛い物語。
ノベプラで創作活動をしている人たちみんなに観てもらって感想を言い合いたいですね。
特に私みたいな感情でしか感想を述べられない阿呆と違い理知に富んだ評論をする尾松傘先生や、青丹よし先生やみくもっち先生など、女子はなにを感じたのか興味あります。

ジャック＆ベティで『ゴーストワールド』観ました。
https://senlisfilms.jp/ghostworld/

高校を卒業したものの進学も就職もせずに毎日をダラと過ごしている二人の少女、イーニドとレベッカ。
そんなある日のこと、お気に入りの50年代風ダイナーに入り浸っていた彼女たちは新聞の出会い系広告欄でキモい恋人募集を発見。遊び心で書いた男に偽の誘い電話をかけて呼び出して、その後を尾行する。
男の名はシーモア。
〝ダサい〟シーモアだったがそんな彼に惹かれたイーニドはシーモアの趣味であるレコード収集を通して親しくなる。
一方のレベッカはカフェで働き始めたことで仕事中心の生活になり、自立も自活もできないイーニドとは次第にすれ違うようになっていき――。

こちら2001年に公開された作品のリバイバル上映となります。
女特有のドギツい残酷さをこれでもかと見せつける女二人、特にイーニドのキャラクター像は好きにはなれない。が、大いに共感してしまった。
これ、一応青春映画なんですけど全然キラキラしてない。低体温というかダウナー系というかそのどちらでもないような――。
観る人によってムチャクチャ刺さる、共感する。
まったく共感せず、退屈に観じる。
感じ入る部分が大きすぎ多すぎて直視できない。