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『男たちの挽歌』を見た。
いろいろ雑だったけど、とても良かった。
土台の話としてはヤクザからカタギになるのはとても大変という話しなんですが、弟、元相棒、元部下からの主人公に対する引力が強烈で錯綜していて、足を洗いたい主人公の足を引っ張り巻くってるんですよ。
反社の家族が刑事になってる話の根本の設定がまず雑だし、処置中の手術室に面会人が着の身着のままで立ち入ってなおかつ汗を拭いてるし、足を負傷した元相棒は軽快な身のこなしでラストバトルしてるしで、いろいろ雑なんですが、そんなことはフィルムに焼き付けたいことの前には些事なんですよ。
いやだってさ、黒のロングコートでサングラスして二丁拳銃打ってるの、問答無用でイイんですよ!
元相棒の笑い方がですね、とてもチャーミングで、こんな慕われた方したら主人公は振り払えないし、その笑顔を曇らせて「人生を取り戻したい」とか言われたら付き合わざるを得ませんよね!
冒頭、主人公と元相棒、主人公と弟と、それぞれイチャイチャしてる場面がありまして、元部下も主人公とイチャイチャしたかったんだろうなあと思うと、ままなんねえなあと思います。
んであと、弟の彼女は弟を振ってもいいと思うよ。自分で持ち込んだゴミは自分で片付けろ、弟。

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