『カラオケ行こ!』を見た。
作中に「きれいなものしか許されへんかったら、この街全滅や」というセリフがあるのですが、まあそういう話しですよね。
巻き戻せないビデオデッキ、一度しか視聴できない映画というアイテムも示唆的。
正しいだけでは救われず、正しくなさに救われるという話なのですが、まさにその正しくなさ故に、この話に萌える素養はあっても楽しむ素養がわたしにはないなあ、と思いました。
良くないものは、良くないんですよ。

ちなみにネタバレすると、映画は巻き戻せます。

この「良くないものは、良くないんですよ」ですが、反社をキュートなものとして描くのは良くないですよ、でもそういうの良くないって一面的に切り捨てるのも良くないですけど、人の心身に暴力を振るうのを軽視するのは良くないですよ。それに加えて、成人が未成年を連れ出す話ですから。うー、言語化。

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『カラオケ行こ!』、明確に子供時代の終わりの話で、映画は子供時代の終わるまさにその瞬間を活写していて、そこはもう素直に本当にすげーもんを見たって感じなんだよね。
個人的には、正しくないが故にここで終わっていて欲しい関係なんだけど、原作は続編が出てるのよねー(未読。萌えだから仕方ないよねー)。

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