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間永次郎 『ガンディーの真実』読了。
面白かった!ガンディーさんは思想がガンギマリでヤバい人ですね。
ガンディーの唱えた思想、「非暴力」=「サッティヤーグラ(真実にしがみつくこと)」と解し、「真実のガンディー」とともに「ガンディーにとっての真実」を掘り下げた本です。

食・衣服・性・宗教・家族の五つの真実を取り扱っておりますが、例えば「食の真実」。
食べる行為は他者の命を奪う加害行為である。食=暴力には快楽が伴う。砂糖、コーヒー、紅茶などの快楽の大きな嗜好品は、生存に不必要かつ、その生産には奴隷労働が伴う。までは、理解できるんですよ。
食の快楽を求めることは、奴隷労働及び人種差別=暴力を受容することである。より暴力の少ない食を摂取することは、人種差別の撤廃に繋がる。というとこまでは、なるほどと思える。
真に非暴力の食を求め続けるならば、人間の味覚及び身体はそれに応じて変革する。とまでいくと、さすがに分からんです。

一事が万事そんな感じで、この人ヤバい人だなと思いながら読みました。食・衣服・性・宗教・家族と、章が進むにつれて、理解が困難になっていきます。
偉大な存在になる=自己が拡大すると、他者が希薄になり、自己中心的になり、身近な存在は犠牲になってしまったと、そういう批判も書いてありました。

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