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馬場あき子『鬼の研究』読了。
鬼のことよう知らんなあと思って読んだのですが、鬼というものは多義的で、余計に分からなくなりました。
鬼のイメージと言えば、赤くて剛毛で角が生えてるといった感じなのですが、それは著者曰く「古代的・呪的な精神の哀れなカリカチュア」なんだそうです。
この本に書かれているのは、カリカチュア化される前の、中世以前の鬼の姿です。鬼の出てくる様々な古典を読み漁り考察を加えておりますので、古典に出てくる鬼の社会的背景なんかは今まで気にしたことがなかったので興味深かったです。

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