『ナグ・ハマディ文書抄』(岩波文庫)読了。
(o゚▽゚)oグノーシス! (o゚▽゚)oグノーシス!
読んだというか、眺めたというか。
ナグ・ハマディ文書からグノーシス主義の文書を選り抜いて収録したものとなります。補註や解説が細やかで、わたしのような門外漢には助かりました。
イエスが「人間に喰われる獅子は幸いである。そうすれば、獅子が人間になる。そして、獅子に喰われる人間は忌わしい。そうすれば、人間が獅子になるであろう」(『トマスによる福音書』より)とか正典にないこと言っていて、わー、外典だ、外典だ!となりました。
『ヨハネのアポクリュフォン』は設定が凝ってて凄かった。
この世界が不完全なのは、不完全な存在に作られたからだ、とするグノーシス主義の考え方はシンプルですっきりとするけれど、現世の否定だから虚無なんだよなーとか思ったりしてます。欣求浄土厭離穢土。
#読書