篠田謙一『人類の起源』読了。
古代DNA解析が可能になったので、今まで分かっていたこと、新たに分かったこと、分からないこと、類推できることを簡潔にまとめた本。
すっきり整理整頓されて記述されていて、とても面白かった。面白かったけど、話が細かくて複雑で、個人的には理解に至っていない。
人類の進化・進出は一直線ではなく、離合・集散・消滅・置換、分化・混合・移動・停滞を、西に東に北に南に繰り返して綾を成していて、複雑なんだなというのだけは分かった。
文化の伝播と血統の伝播は必ずしも一致していない、というのが個人的に驚きだった。
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