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木村幹『韓国愛憎』読了。副題「激変する隣国と私の30年」
民主化後の韓国と日本の関わりを、個人史を基底に日本側の視点でさっくり30年間振り返った本。俯瞰と仰視のバランスが心地よくて、楽しく読めた。
ただし、さっくり振り返った本なので、別個別個のイベント、たとえばアジア通貨危機が韓国に与えた影響なんかは隔靴掻痒の感がありました。いろいろちょっと知りたくなるな、と思わせる本でした。

韓国との関わりからは逸れるのですが、プロローグでの著者の生活環境の変化、文化住宅住まいからご両親が長野に別荘を持つまで至ったというくだりが印象深かったです。昭和後期の経済発展を、わたしはうまく想像できません。
また、ここ30年の、手紙・電話→FAX・パソコン通信→インターネット→SNSという、情報インフラの発展が興味深かったです。

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