Drive Your Plow Over the Bones of the Dead

コンプリシテ新作の初日なんですがおそらく稽古が間に合わなかったようで、一幕は通常通り上演(でもプロンプターは有り。しかも舞台美術にモニターが反射しているという最悪コンディション)休憩後の二幕は公開リハーサル形式でという特殊な公演になってました。これプリマス公演中はもう直せなさそう。次のツアー都市からはどうにかなるか。

開演前に演出のマクバーニーからの挨拶があり(遅れの事情の具体的な説明は特になかったと思う)、二幕はマクバーニーが舞台脇について演出指示を出しながらの上演。珍しさからの好奇心はそそられるものの、あまりに未完成で作品としての面白さはわかりません。

色々と事情があるのだろうとは思うのですが延期の判断の方が良かったのではと思うし、こういう形式になるなら事前アナウンスが欲しかった(一応当日夕方にマクバーニーのナレーション付上演になるというメールは来た)。作品とリハーサルとではやはりこちらの観るモードも変わるし。

あとこれ一幕観る限りサスペンス要素がある作品なんですが、二幕が断片的になったことでそこが台無しに。原作ものなので、さすがにそれは元の作者に気の毒だったな。

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カーテンコールでのマクバーニーの挨拶で「演劇関係者は今すごく大変な状況に陥っているんです、でも我々にとって演劇とはライフであって、演劇/劇場とはコミュニティですよねみなさん!(訳は大意も大意です為念)」というようなことを言っていて、謝れとは思わないんですが、演劇の力みたいなレトリックをこういう時に使うの?ともやっとしてしまいました。というか、事前に来たメールとかも含め、リハーサル公演になったこと自体もわりとポジティブな言葉で表現をしていて(特別な公演になるだろうとか)、こうなんというか、神経が図太いのだなぁと…。

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