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ごく個人的な感想としては、作品の登場人物の苦労とは比べ物にならないけれど、長期の精神疾患持ちとして自分の経験に重なる部分も多かった。自分の体調のことや病気について話さなくてはいけない時、それが自分の能力や仕事の出来とどのように結び付けられて受け取られてしまうのか本当に疑心暗鬼になるんですよ。とはいえ、病気のことを言わないわけにもいかないし。

クリスと審査官の、
ちゃんと体が動かせるじゃないですか→薬を飲めば動けるんです→薬を飲めば大丈夫なんですね
というやりとりが、自分の身にも置き換えられるせいもあってじわじわとこたえたな…。

あと、前面に押し出されてるわけではないけれど、やっぱりこの作品はメンタルヘルスの話もセットになっていて、クリスも審査官の妻のジュードも精神的に苦痛やプレッシャーをずっと抱えているということがちゃんと描かれてると思う。

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