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すずめの戸締まりと福島とあの災害について 

映画、すずめの戸締まりで、ある登場人物が福島の避難区域の風景を見て「綺麗だな」と呟くシーンがあった
それを聞いた主人公は全く賛同できないといった様子であったが、そのシーンを見て思い出すことがあった

私は前に福島の復興支援ボランティアに行ったことがある
その時に現地の住民の姿を見た
様々な住民がいた

震災の記憶を伝えるため、記憶伝承ボランティアをする者
除染作業を行い、自宅を再建する者
パチンコに明け暮れる友を憂いる者
震災の映像を酷く怖がる者
“見せ物“にされることを嫌がる者

それぞれの反応は、とても自然なものであると思う
だが、実際に現地の人たちと顔を合わせて話を聞くまでは
これらの多くの感情が生まれているということが想像できなかった
当時は衝撃を受けた

映画では震災に関するテーマが扱われていたが、
様々な感情がある中で、商業作品として映画を製作するのには、
多くの困難や葛藤があっただろう
いま、このタイミングで、この作品を世界に届けた製作陣に敬意を評したいと思う

暖かくなったら、もう一度福島に足を運んでみよう
私は、この目で人々が抱える本当の気持ちを確かめてみたいのだ

そして私ができることについて考えてみたいのだ

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