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片山奈緒美 さんがブースト

その昔、新古書店ブームがめちゃくちゃ吹き荒れたころ、
「本は新刊で買うべきだ。古本では著者にも出版社にも一円も入らないから、出版界が衰退する」
という説が主流だった。自分もそう思っていた。
シリーズ物などは、売れ始めると新古書店で多く回るようになり、重版のスピードが鈍ってしまう。編集さんから「新古書店がなければもう何巻か続けられたシリーズも多い」と聞いて、困ったことだと思っていた。
さいきん、業界外の若い方々とお話しすると、通販で古書で本を買って、読んだら売る、という方がやはり多い気がする。丁寧に読んで、次の読者に回す。お金の問題ももちろんあるけれど、環境問題が関係しているように感じる。自分一人が新品を買って、読んで、終わり、とするのは、資源を大事にしていない、大事に扱って次へと回せば環境にもよい、という問題意識が根底にあるように思う。
それも正しく感じ、自分もさいきん、行動をそう合わせるようにもなってきた。とはいえ、自分は本を作っては売る側でもあり、資本主義…環境問題…うーん…考える…
また答えがない。
ただただ、日々、難しい。

片山奈緒美 さんがブースト

書籍翻訳はお金の事情がとても厳しいという話をきちんとしてくれています。こういう話は新人翻訳者は言い出しにくい。お仕事をいただくたび、編集者さんにできる限り交渉はしていますが、正直すごく厳しいです。

好きだからやってるけどこれでいいはずないよねって常に思っています。でもどうしたらいいのなわからない。もっと出版社の中の人が言ってくれたらいいなと思っていた矢先、この記事を見つけました。

「あきらさんの編集覚え書き」

note.com/asn5x/n/n8485dbd1faf9

「それなのに翻訳者の印税は、正直どうやって生活できるのか分からないくらい安いですし(原著者にも翻訳者にも払わないといけないので、出版社としても非常に心苦しいけどなかなか上げられません)、世の中からは言葉ができれば翻訳ができると思われている、有閑な主婦の副業程度に考えられていることさえあります。書籍全体の売上が落ち込んでいますが、翻訳書はそのなかでも厳しいです。」

片山奈緒美 さんがブースト

【参加者募集】当教室の日本語教師勉強会(約40分)に参加してみませんか。12月28日(水)の台湾時間午後3時半(日本午後4時半)から。Zoomカメラオン、本名で参加可能な方。今回は生の日本語の中から授業で扱うポイントを見つける練習で、歌詞(YOASOBI「群青)を使ってみます。
犬山の担当回で、基本的には「聞き手」としての参加になりますが、小グループに分かれての短い意見交換はあります。パッと集まりサッと解散します。教師の方、日本語教育に興味がある方、お気軽にご参加ください。犬山日語勉強会【参加者募集】#日本語教育

ということを考える授業をやりますよ、来年度も。非常勤講師の立場でやれることは限られているけれど、やらないよりはまし。一歩でも進まないとね。

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の対象を母語話者にも広げて学習者や教室・授業だけではなく社会との結びつきを強めようとすると、社会学的な要素が深まる。でも、そうするとそれは日本語教師の仕事じゃないという抵抗勢力?が現れる。何のための日本語教育なのか。学習者だけのものではないことを共有しないと。

今期は難民の日本語クラスにも出講中。「〜(する)ことができます」を導入した日、異国での子育てに奮闘中のお母さんが「わたし、いいお母さんすることができます」と発話した。なんか泣けてきた。  

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