昨日の兵庫県知事選挙は斎藤元彦前兵庫県知事が当選しましたね。Mastodon、Fediverse上では「私のまわりに斎藤元彦支持者はひとりもいないのに、あの街頭演説の聴衆は不自然」という人らばかりでしたけど、私の場合は逆で、前にも書いたとおり理由は違えど私の周りの兵庫県民はみんな斎藤元彦支持者ばかりだったので、実感とはそう遠くない結果だったかなと思います。
昨日の選挙鍋の参加者も、よく気の知れた人の投票先しか聞いていませんが、半数以上が斎藤前知事に投票したと言っていました。
今や兵庫県民でない私が言うのも何だけど(前回の知事選のときには兵庫県民)、稲村和美前尼崎市長にも知事にはなってもらいたくなかったので、個人的には斎藤前知事が再選され、ふたたび不信任を付きつけられ、今度は議会を解散し、その後県政が回らなくなって再度不信任を付きつけられて失職し、次の知事選では稲村前尼崎市長でないまっとうな候補が出馬して兵庫県知事になるという(おそらく一連の流れはそんなにうまくはいかない)結果を望んでいたので、斎藤前知事の責任をしっかり追及するためにも再選されてよかったのかなと。微妙だけど。
世界的な右傾化の話、極右はマイノリティのせいにするし、リアクションだけで動いてる左派もそこを争点にしてしまうけど、もともとの原因はネオリベの緊縮政策にあって、格差が開いて、ミドルクラスや貧困層への分配が減らされて生活が苦しくなって、若者が都市部へ流出してしまって地方の公共交通をはじめとする生活基盤の維持が厳しくなって、と、政治に対する不満が高まっていたからで、極右はその不安や怒りの感情をうまく操って人々を焚き付けて、あくまでも後付けででっち上げたスケープゴートとして、移民や女性やGSMや貧困層を攻撃してるだけだって、欧州の研究でも明らかになってたと思うけど、移民とか人権問題を争点にされてしまってる時点で、極右のフレーミングにまんまと乗せられてしまっているんだよなぁ。
ターゲットにされる属性がコロコロ変わるのも、極右にとってはスケープゴートは誰でも良いからなわけで。
「経済問題にちゃんと取り組め」という批判に対して、「人権を軽視するのか!」みたいな反論もほんと的外れで、そもそも対立する概念ではないし、どっちもしっかりやるべきだし、今や中道も大概ネオリベだし、腹すかして不安になってる人が扇動されやすくなってしまうのはほんと仕方ないことなんだから、ネオリベ極右連合の策略にハマらないためにも、大元の原因や相手の策略を見極めましょう、って話なだけでしょ。
結果出たからこそ、読まれるべきエントリ / “兵庫県知事選挙について(その2) 放送と通信の問題|尼崎市長 松本眞” (144 users) https://note.com/shinmatsumoto/n/n4f40c05a44d4 #兵庫県知事選挙
「『貧しい子の来る場』というラベリングをされると、
本当に必要な人たちはむしろ来られなくなってしまいます」
「子ども食堂行くな」の言葉に隠された母親の本意
(2023年1月記事の再配信)
https://toyokeizai.net/articles/-/840335
「子ども食堂は「貧困対策」のためにあると思われがちだが、
目的はそれだけではない。
孤食の解消や地域の交流、地元の農産品を使った食育などさまざまだ」
「大人の中には、支援を必要とする子の分の食事を
自分が食べてしまうのは申し訳ないと考え、来所を控える人もいる。
しかし特段の事情を抱えていない大人には、
1食につき数百円を支払ってもらう食堂も多く、
こうした場合はむしろ、利用することが運営のサポートにつながる」
湯浅誠「出入りする人が多いほど、必要な子も紛れやすくなる。
食堂に行くことこそ、支援だと思ってほしい」
ほぼ生活、ときどき音楽を聴く、映画などを観る。お酒が好き。FXをやっている。LDHのことを気にしがち。she/they