2024.3.20 買いましたー!
①超人ナイチンゲール/栗原康

実は栗原康さんの本は初めて購入〜。先日の森元斎さんと栗原康さんの対談を見ていて、やっぱり『超人ナイチンゲール』は買わなくちゃ!と思ったので、getしました〜。シリーズ「ケアをひらく」のファンなので、栗原康さんの初めの1冊はやっぱりこれにできて良かった。それにしても『超人ナイチンゲール』めちゃくちゃ話題ですね。本屋さんにも目立つように置かれていたよ。栗原康さんというアナキスト学者さんの本をみんなが読んでると思うだけで、ワクワクする。アナキズムってめちゃくちゃ誤解されがちだけど、これからまたアナキズム好きな人がじわじわ増えたらいいな。
森元斎さんに、ゆるふわアナキズムなんちゃら〜と言われたとしても、私はアナキズム好きな仲間が欲しい…笑 アナキズム好きになった仲間にはもちろん森元斎さんの『死なないための暴力論』をおすすめします!「ロジャヴァ革命が熱い!ボトムアップの民主主義が実在!」とかそんな話をいつかどこかの誰かとしてみたい。そんな妄想がふくらむ1冊です❣️
(まだ読んでないから、真面目な感想はまた後で書く〜)

わかりやすい感想みつけたので、のせておきます。
 

【早稲田大学教授 守中高明さん】
①著者より恵投。富裕資産家に生まれたが、19世紀半ばにはいまだ下層労働と見なされていた看護をみずからの天職=神の召命と感じ取り、医学知と技術を習得ののち、クリミア戦争の最前線へ身を投じたナイチンゲール。だが、これは伝説の美談ではない。
 傷病兵が毎日何百・何千人も運び込まれ、血と汚物にまみれ感染症で死にゆく地獄の中で、ナイチンゲールはその「徴候的知」(中井久夫)によって状況を瞬時に見極め、妥協なき変革を実行する。医師たちからすら自律性を維持し、軍の官僚制論理を打破し、ただ必須のケアのみを必須の者に与えること、そこにあるのは「目的なき手段」の思考、「救うがゆえに救う」という「必然」としての「看護」である。事実、ナイチンゲールは帰還後、近代統計学を駆使して報告書を作成、陸軍の医療改革を成し遂げるが、のちの看護師国家試験・登録制度には反対、阻止。ケアを国家に簒奪させてはならない、と。
 twitter.com/ladissemination/st

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② しかし本書は、やはり全篇「栗原節」満開の圧倒的な速度とリズムで進む物語。異能のアクティヴィストの伝記をこの人に書かせると、そのアクションがそこらじゅうに「感染」する――「看護は芸術である。集団的な生の表現である。看護は魂にふれる革命なのだ」。感染せよ、憑依せよ、私たちもまた。

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個人的には中島岳志が超人ナイチンゲールを読んでいたのも面白かったな。保守の学者である中島岳志さんが、極左のアナキスト学者の栗原康さんの本を読んでるんだぞ〜。なんかいいな。中島岳志さんは、こういうところが好きだ。保守の学者さんだけど、中島岳志さんのことは嫌いになれない。中島岳志さんと栗原康さんが対談したらどうなるんだろうね?面白そう。ミシマ社さんとかで、企画してくれないかな〜。

栗原康さんの『超人ナイチンゲール』、一気に読みました。この本に頻出するのは「~しちゃう」という文章。ナイチンゲールは「看護する」のではなく「看護しちゃう」のだ。拙著『思いがけず利他』でも、利他の本質に与格性があることを論じましたが、同じ視点ですね。
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