松村圭一郎さんの「うしろめたさの人類学」読了…やっぱり松村圭一郎さんの淡々としているけれど体温を感じる文章が好きだなと改めて思う。学生時代に初めてエチオピアに行った時の日記やエチオピアの写真に、グッときたり、癒されたりした。この本を読んで、国家と経済と社会について改めて考えるきっかけをもらえたと思う。贈与について書かれた部分も面白かったな。
ぼくらは「国家権利」や「市場原理」といった言葉に惑わされてきた。国家が、つねに暴力的な(あるいは無能な)権力者の手中にあるわけではない。市場は不変で一貫した原理だけで動いているわけでもない。国家や市場は、あくまでいろんなかたちで連結し、依存し合って存在している。その依存の輪の中に「わたし」もいる。(p.153)うしろめたさの人類学/松村圭一郎
様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。
ぼくらは「国家権利」や「市場原理」といった言葉に惑わされてきた。国家が、つねに暴力的な(あるいは無能な)権力者の手中にあるわけではない。市場は不変で一貫した原理だけで
動いているわけでもない。国家や市場は、あくまでいろんなかたちで連結し、依存し合って存在している。その依存の輪の中に「わたし」もいる。(p.153)
うしろめたさの人類学/松村圭一郎