傷を愛せるか 読了。
こんなに聡明で素敵な方でも、世の中わからないことだらけなのね…となんだか、まぬけなことを思いながら、読んでいて本当に癒された。
傷が傷んでもいい、愛せなくてもいい。私もその傷を抱えた私やあなたを認める…ということができたらいいなと思う。

宮地尚子さんが知的で情緒的で、それでもご自身は『自分は凡人』と仰っているのだけど…私はほんとうに憧れてしまう。しかし同時に私こそが本物の凡人であることを痛感しているのでした。
さて淡々と自分の人生を頑張りましょうね…笑

『傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷のまわりをそっとなぞること。身体全体をいたわること。ひきつれや瘢痕を抱え、包むこと。
さらなる傷を負わないよう、手当てをし、好奇の目からは隠し、それでも恥じないこと。傷とともにその後を生き続けること。
傷を愛せないわたしを、あなたを、愛してみたい。
傷を愛せないあなたを、わたしを、愛してみたい。』

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