『ある男』(映画)感想 ネタバレあり
『ある男』(映画)感想
画面の縦横比がシネスコではない。あまり横長ではない。調べたらヨーロピアンビスタとのこと。これは結構好き。監督の好みだろうか。あるいはマグリットの絵画シーンの構図バランスを考えてかな?
良いシーンは刑務所の詐欺師(柄本明)との面会シーン。言葉も演技も強烈。ヘラヘラしてた妻夫木を煽りまくってキレさせるのがいい。
ただ小説原作だからか、セリフで説明しすぎると感じなくはない。妻夫木のバッグラウンドについてとか、映画だからやっぱり少しは絵で見せてほしい。後で関連するシーンがあるのかと思いきやそんなこともなかったし。
予定調和的に発覚する妻の浮気。浮気相手のおじさん構文のLINEが真っ昼間に来て、妻も浮気相手も危機管理できてなさすぎておもろい。ロケ場所の水族館どこだろうか。気になる。
ラストシーンはいい終わり方!っていう感じではない。個人的には。抽象的過ぎてピンとこなかった。