#ナサトの積読崩し
このタグで記録をつけていく。1冊目、米国の若手クィア詩人Ariana Brownのデビュー詩集『Sana Sana』(2020)。父が黒人、母がメキシコ人という来歴に端を発する葛藤や痛みを、背伸びのない澄んだ言葉で描く。藤見よい子の『半分姉弟』などを時々思い出しながら読んだ。動画は本書収録「Curanderismo」の朗読。
https://www.youtube.com/watch?v=lIboeDD0BJQ
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「あなたがいま生きているなら――あなたは死ぬことを拒んだ人々の子孫なのだ。あなたより聖なるものはない」
植民地支配の文脈で書かれた詩だけど、シンプルながらものすごいパワフルな締めで鳥肌立っちゃった。
表紙のイラストが好き。