スラムダンクが90年代半ばに連載していたにも関わらず、割とすんなり読めたのは嬉しい驚きだったのだよね。
トキシックなホモソーシャル関係とか、女性蔑視や過度のセクハラ(あの時代は軽率に女性の裸体が少年漫画でも「サービス」として出てたし)なんかのマスキュリニティが殆どない。花道軍団は男の子同士でケアし合う関係を肯定してるし、晴子さんや彩子ちゃんへの恋の発露の仕方も、エロいことしたい、じゃぁ全然なくて、護ってあげたい、見守ってほしい、だし。根性論コーチが多いとか、説教=暴力とか現代的な視点でみると問題と思われる部分はあるんだけど、それでも今見ても読みやすいというか。
簡単に影響を受けてしまって考えなしに真似する愚かな若者だったから、子供の頃に読んでたらどういう影響を受けただろうな、って少し思った。少しだけ。