「ドクタースリープ」のことをまだ今日もぼんやり考えていて、やっぱりちゃんとシャイニング(能力のほう)を扱っているところがよかった。だいたいキューブリックはなぜあれを「シャイニング」というタイトルのままにしたのかってぐらいシャイニングに興味がなくて、だからハロランさんの扱いもあんなだったし、とにかくあれはお父さんが主役の映画だったからなあ。
「スリープ」のほう、友人がああなるのは、あーやっぱりそうなるのな……な展開だけど、映画のハロランさんよりはずっとましだったものね(比較対象がひどいという)。
そういえば、突出した能力を持つ主人公の女の子と、その子を助けるために一度は鈍らせた力を振り絞るおじさんという構図は「ファイアスターター」にかなり通じるものを感じた。ファイアスターター、映画化作品の方は未見だけど原作はキングの中でも好きな一冊。