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本当はもう一本見るつもりでいたんだけど『花蓮の夏』があまりに良くて、余韻を大事に大事に噛み締めながら帰ってきた
karennonatsu.com

親友の男子2人(1人は片割れが好き)の前に女子が現れ、それまでの関係が変わってしまう…というシチュエーションだけ聞くと、ありがちでもあるし、どれだけ青春の甘酸っぱさや映像美をまぶそうともつらい話には変わりないんじゃないの……と身構えていたんだけど、主人公がひとり悩むシーンはあっても、作中の誰もホモフォビックなことを言ったり言われたりしないし、排除されたり加害されたりということもない。悲劇的な幕引きもなし。さて、この後3人はどうしたと思う?とこちらに結末を委ねるようなラストは、全員が泣いていて濡れていて空さえも曇っているけど、希望と感動が続々と打ち寄せているようでもあってすばらしかった
これが2006年の作品なんだものなぁ…すごい…… :ablobbonebongoprogress: :ablobbonebongoprogress: :ablobbonebongoprogress:
⚠️犬は無事です/短いし深刻な描写ではないけれど地震に見舞われるシーンがあります


『花蓮の夏』ネタバレを含む感想少し 

こういうののセオリーとして、ジェンシンの想いは悟られずに終わるか、バレても受け入れられはせず無下にされるかだと思ってたので、序盤でホイジャに気付かれた上、健気にサポートまでされるのはかなり意外だった あんたのせいよ!とショウヘンに当たってしまうところとかほんと泣かせる…(そしてそこで手を出すんじゃないよ!手が早いよ!?とはなった
さらに、描写の深度が👫<👬だったのにもびっくりした キスすらしないだろうな…と思ってたので あんなに接近できて、かつ天秤にかけられなくなる人だとは……あっさりホイジャを選ぶかと…
本当は友だちになるのは嫌だった!(大嘘)へのアンサーが先生の命令で仲良くしてくれてたって知ってた…だったり、秘密を知っても友だちでいられる?への答えが一番の親友だ!だったり、ショウヘンは最後の追い上げがすごかった
ホイジャも非常に難しい立場だったけど、それでも彼女がいなければジェンシンはショウヘンに心を打ち明けないまま別の道に進んでた可能性大なんだよね…いろいろあったけど全部彼女のおかげとも言える
個人的には、3人で仲良く暮らしてってほしいな……

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