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『ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々』 作:マイア・コベイブ(Maia Kobabe)、訳:小林美香
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先ほど一気読みしたのだけれど、いまだに心を鷲づかみにされたままで動けない…作者と私は年代こそ近いけれどまったく異なる環境下に生まれ育っていて、描かれていない面も含め違う部分のほうがもちろん多いんだろう。しかし、それでもほぼ全編にわたって :kono_kasi_watasi_no_kotoda: の連続で、これまでこんな作品には出会ったことがなかったので衝撃が抜けないというか……
"私ってなに?"と問い始めたのが私は遅かったし、問えば問うほどわからなくなって問うのをやめている日もあるのでいまだ迷子のままなんだけど(迷子のままでもやってけないこともないってことは、自意識過剰なだけなんでは?という気持ちもある)、もしもう5年、10年、15年、いや両親がこうした作品を読んでたら、どんな風に自分を捉えて生きていたのか考え込んでしまう……

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