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昨日はマーダーボット・ダイアリーの2作目を読み終わりました(年末年始のドタバタの後始末の間に読書習慣がまたも廃れてしまったため、取り戻すのに「絶対に面白い」作品が必要だったのです)
第二母とか第二父といった存在がさらーーーっとごく自然に出てくるあたりが非常に良いです SFの中の夢物語にしておかず、日本社会もさっさと追いついて構わないんですよ?の気持ち…
あと副題にあるネットワークが、電子世界のことというよりもむしろ、存在と存在の間に生じる形容しがたい温かな関係性のことを指しているように読めたのが素晴らしかった それは私にも心当たりがあり、確かに素敵なものなので… 信頼と良心、すなわち知的存在の善性についての話は大好物です

既読の方向け 

弊機とART、憎まれ口を叩きつつもわかり合ってる腐れ縁的な関係になっていくんだろうな…と予想していたら思いがけず王道ロマンス寄りに展開していって面白かった ロマンスでよくあるパターンをやってるからといってロマンスとは限らないし、私は一読しただけでは恋愛か特別な友情か判断できかねているし、もちろんふたりの間だけに起こっている現象で命名不能ということもあるだろうし とにかく今作でふたりが「一緒にいたい」というところまでいったのはなんだかすごく意外で新鮮でした

マーダーボットシリーズ、最新刊が今年の冬に予定されているんですね 楽しみ!慌てずに第3作を読もう…
webmysteries.jp/archives/34376
あと同じページで5月刊行と紹介されている、トラヴィス・バルドリー『伝説とカフェラテ』(創元推理文庫F Legends & Lattes (2022) by Travis Baldree/原島文世 訳)は、表紙から察するに(そして原題で検索をかけた限り)クィアな物語っぽいですね :heart_sp_pride:

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