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『われら闇より天を見る』を読了。ダッチェスの人物造形やウォーク、ハル、ドリーなど大人の大人らしさも光っていたし町や自然の描写も冴えていた けど、以下ネタバレを含みます 

ヴィンセントとスターの愛❤️みたいなオチは正直言って気色悪……となってしまって引いてしまった。異性を恋して欲して血の繋がった家族を持ちたがる人はここで最も胸を突かれるのかもしれないが……私はかけらも共感できなかった
ダッチェスは父親が誰だろうと無法者として胸を張って生きていくだけのポテンシャルを持ってたはずなのに。ヴィンセントはハルに言われた通りシシーに対する罪を贖うためだけに生きてきたんだな、それで好きだった人の子ではあっても自分とは繋がりのない子どもを庇ってまた……と思ったらがっつり庇う動機あるし
あと男女が揃ったらそこには100%欲望が発生する(そして同性間ではそうしたことは起こり得ない)ていう思想の下で書きました!感もすごくて…きつかった……
そうした点もありつつ比較的短時間で読み通せたので面白かったのは確かなんだろうけど、期待してたのとは違ったな 読まなきゃ良かったとまでは思わないけど
ただしダッチェスがドリーと芦毛と落ち着くというラストは💯 あと帽子のくだり

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