以前愚痴りまくってた、トランスを「重いストーリーのネタ」「プレイヤーの心を掻き回すためのスパイス」「『本当の』性別を何年もかけて『伏線』散りばめて考察させて盛り上がらせるオモチャ」にしてる(加えてごりごり男女二元的性別規範つよつよみんな色白痩せ体型メガネdisその他諸々)絶許アプリ、「プロセカ」。
ついにストーリー中で何の注意喚起もなく当事者のフラバへの配慮もなくアウティング描写、からの当事者キャラが「絶望」する様を描きやがった。
そのストーリーを読んだプレイヤーが「重い」「しんどい」「覚悟が足りなかった…😭」「泣いた」「鬱」などと言って「重いエンタメ」として消費しまくっているところをうっかり目撃してしまい。ついでに批判意見に「現実とフィクションの区別がついてない」とコメントがつく恒例行事にもぶち当たってしまい、関係者が「どうしようもない現実」「一切の救いがない現実」「覚悟の準備を」などと明らかにアウティングも差別も現実の問題であることを理解していない言葉を吐きやがるのも見てしまい、
無理です。
あなた方が「重い」とか「泣いた」とか「(関係者は)人の心がない」(これは種差別にも抵触してる)とか言って消費してるそれは、現実で当事者が嫌と言う程経験して追い詰められてるものなんだよ。我々の日常なんだよ。フィクションでの特別な出来事じゃないんだよ。
そのストーリー読んで、泣いて、それであなた方は現実のジェンダークィアを取り巻く構造に対して何か思うわけ?「どうしようもない現実」だからねって、あれはフィクションだからねって、何もなかったように生活できるんだろう。
自分は3~4年前にあのアプリ遊んでて止めたんだけど、今回のストーリーも確認した限り、開発はずっと、当事者キャラが受ける苦しみを現実の差別、開発やプレイヤーにとって自分事であるものとして描いてこなかった。
個人的な問題に矮小化し、差別の原因を「デリカシーのない悪いモブ」にし、いつまでも「本当の」性別を匂わせ続け当事者の性別を探らせることをエンタメとし、アウティングを「しんどいイベント」として扱い、決してそのキャラがクィアであると名言せず、クィアベイティング的振る舞いを続けている。
あんなにプレイヤーの多い大手がこれんやってて、「炎上」しない社会よ。あなた方が「悲劇」として描くそれが我々の日常なんだよ。
「どうしようもない現実」「一切の救いがない現実」をリアルに生み出してるのはこの社会だろうがよ。「どうしようもな」くないよ、変えられたんだよ。変わってたらそんなストーリー出来なかった。何を他人事ヅラしてるんだ。というか、当事者の苦しみを勝手に「救いがない」とか決めつけてんなよ。勝手に傷付けといて勝手に救い消してんなよ。あのキャラに救われてる当事者もいるんだよ。あのキャラと近い属性を持って近い悩みを抱える当事者が現実にいるのに「救いがない」だなんてよく言えたな。
そして「覚悟」って何???現実にマイノリティが受ける差別を描いて、それに苦しむ当事者キャラをみて、「泣いた」と言った同じ者がトランス差別をぶちまけているようなネットで、あなた方の「覚悟」とは???
(だってアウティング描写をみてフラバを起こしてしまう可能性がある当事者に向けた言葉じゃないもんなぁ??)