"朱里は自分の家庭で抑圧的な娘に育ってしまった。だからこそ田中さんという新しい母に出会い直し、実の母の呪縛(=他人先回りして空気を読んでしまい、自分の欲望を抑圧してしまう)を解き、そしてラストでは、田中さんという新しい母からも自立する。ーー『セクシー田中さん』とは、朱里サイドから見ると、そういう話だったのである。 だからこそ、朱里は自分の欲望ではなく実の母からの抑圧によって進学先を決めなくてはいけなかったし、絶対に田中さんとは違う道(ベリーダンスではなくメイクの道)を見つけるラストを手に入れなくてはいけなかった。それは、そういう物語だったからなのだ" https://note.com/nyake/n/n6ab3c57d1c99