"出産は本来、「無から人間存在が生じるというすごいこと」だが、多くの男性哲学者は興味を持たなかった。背景には、男性が妊娠・出産を経験できないことが大きいとみる。ただ森岡さんは「では女性哲学者に妊娠・出産の哲学を探究してもらおうと語るのも危うい」と述べる。女性研究者を特定の領域に押し込めることにつながりかねないからだ。むしろ「妊娠・出産の経験を持てる者と持てない者で議論を深めることが大切」と説明する。欧州ではその試みも始まっているという" https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1213924