"「天皇陛下、そして大日本帝国という国のために戦地で命を懸けて戦う兵士のように、銃後の国民は結婚を通じて内鮮一体を為そう」というのだ。実際、朝鮮人男性と日本人女性、そして日本人男性と朝鮮人女性の夫婦の数は増えていた。 昭和20年(1945)に終戦を迎えた後も、朝鮮半島が連合国の軍政下にあることから引き続き日本国籍が有効となっていた。これは、昭和23年(1948)に大韓民国政府が樹立し、その後昭和27年(1952)にサンフランシスコ講和条約の発効によって日本が朝鮮の独立を正式に認めるまで続く。この時をもって、朝鮮戸籍登録者は平和条約国籍離脱者として日本国籍を喪失するのである。 ちなみに、GHQは朝鮮から日本への引き揚げにあたって、「日本政府は、日本人男子と婚姻をなし、夫とともに日本に入国する外国人女子を、従前どおり日本人として登録することを認めるように」という指示を出している" #虎に翼 https://www.rekishijin.com/37390