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" 「私の話」をないがしろにされた寅子が憤りをあらわにするのも当然だ。続けて伊藤は、寅子が味わう“分かり合えない”苦しさをその表情であらわす。怒る寅子に対して、穂高は「あまり大きな声を出すと、おなかの中の赤ん坊が驚いてしまうよ」と、一見身重の寅子を気遣うようで、目の前にいる寅子の怒りをないものにする言葉を発する。その言葉を受け、寅子はしばらく厳しい顔で穂高を見つめていたが、諦めたように笑った。反論を続けても埒が明かない。穂高が単純に寅子と対立する立場であれば、もっと反論できたかもしれない。だが、そもそも穂高は結婚した女性の第一の務めは子を産み、よき母になることだと考えている。はじめから、自分の思いは伝わらなかったのかもしれない。対話を諦めるしかない状況に笑うその声はむなしさに満ちていた" realsound.jp/movie/2024/05/pos

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