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"ドラマが寅子の父の逮捕という創作まで加えて共亜事件を描くのは、穂高や桂場のモデルが帝人事件に深く関わったから、だけが理由ではないだろう。地位や力がある男性がいわれなき罪を着せられ、たちまち「弱者」になる。女性の不条理との戦いは女性だけの問題ではないはずだ――というメッセージを感じるのは筆者だけだろうか。ドラマは男尊女卑の不条理を主要テーマとしつつ、男性を単純に悪者として描いていない。登場する男性たちも「弱さ」を抱え、戦っているのだ" yomiuri.co.jp/column/japaneseh

"桂場のモデルは石田だけでなく、専門部女子部法科で嘉子たちに刑事訴訟法を教え、のちに大審院(現在の最高裁判所)部長になった草野 豹一郎のイメージも加わっている。複数の実在の人物がひとりの登場人物に集約されたり、逆に複数の登場人物のキャラクターの元がひとりの人物だったりするのも、それぞれの登場人物が抱える「弱さ」を強調するためだろう。昭和の初めの登場人物を身近に感じるのは、「弱さ」が「人間味」に通じるからかもしれない"

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