"「人間の存在の本質を描こうとすれば、われわれの根源である身体を描くことに行き着きます。テクノロジーと身体ということでいえば、例えば1940年代から50年代にかけてのSF小説では、テクノロジーは人間と対峙する存在でした。つまり、テクノロジーは非人間的であり、われわれが制覇しなければならない敵として描かれていたんです。でもわたしは、テクノロジーとは人間の願望が投影された道具であり、人間の身体の延長上にあるものだと捉えています。何かを殴るための拳の延長として鈍器があり、それが銃やライフル、大砲へと進化を遂げた。スマートフォンもわれわれの耳と目をブレンドしたようなものです」"
https://wired.jp/article/crime-of-the-future-david-cronenberg-interview/