実はこの記事を開くまでは、そんな批判をするつもりはなくて、「生成AIでゲームを作るのもありだけど、ゲームに生成AI組み込むアプローチ流行らないかなあ」と書こうと思ってた。

でもなんかゲームクリエイターの生成AI観ってそういう感じなのか…とちょっとびっくりしてしまった次第。

NPCキャラが同じ台詞を言ったり、プログラムされた思考ルーチンで戦ったりするんじゃなくて、生成AIを組み込んで、NPCが自分の判断で喋ったり戦ったりしたら面白くない?

それと、これらのNPCの思考・言動と連携して、シナリオライターAIが動的に物語を作るのも楽しそう。ただしメインストーリーのシナリオはちゃんと定義してあって、そのシナリオに沿って物語を紡ぐ感じ。TRPGのGMを生成AIにやらせるような。

ローグライクというジャンルで、マップの自動生成は受け入れられているのだから、シナリオの自動生成だって受け入れられる余地は十分あると見ている。 [参照]

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そういうコンセプトでゲーム作ってくれるクリエイターが出現するのを、楽しみに待っている。技術的には、もうかなりいいところまでいけると思う。今こそ、ゲームではご家庭用GPUを描画に使うんじゃなくて、AIの推論に使うとき。

音声合成AIをゲームに使わず何に使うというんだ。「NPCがプレイヤーの名前を呼ぶ」が出来る時代なのに!

生成AIで創作というのは相変わらずピンと来ないのだけど、ゲームなどの作品に生成AIを組み込むアプローチは、それよりはピンと来るものがある。

生成AIの生成物ではなく、「生成AIに与えるプロンプト」は作品である、という考えに基づけば、生成AIを組み込んだゲームというのは、「プロンプト生成プログラム」に近似でき、これには創作性があると言っても良いと思う。

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