x.com/3shi6/status/18540100177
AIをお手本にして絵の練習をするという話はたまに見かけるのだけど、AIくんの作画が安定してる気はあんまりしないので、作監役として本当に適任なのか、疑問がある。

今たぶんイラスト系AIで、構図や解剖学的正確さが一番高いと思われる、Illustrious系モデルでも、ポン出し絵はまだまだ怪しい。「指の数がだいたいあってる」レベルよね、ぶっちゃけ。パースとか光源とか、まだまだ相当に怪しいし、身体バランスもね。各部位の長さとか適当すぎるもん。デフォルメと捉えるには一貫性がなさすぎるし。

i2iやinpaintで修正するにも、まずどこがおかしいのか指摘できる程度の審美眼は必要だし、修正かけても必ずしも正確さが上がる方向に修正されるとは限らないし、AIくんは頑固なので、一度間違えた構図なり身体構造なりは、局所的なinpaintでは修正が効かないことも多い。

逆にそうやってAI絵にダメ出しできるようにするべく、審美眼を磨くことには繋がりそう。それは手描きスキル向上に繋がるのかもしれないね。私も絵こそ描こうとはしないが、イラストへの審美眼は上がった気がしてるよ。

昨今のモデルでは、「手の左右が逆」みたいな露骨なミスはさすがに減ったけど、足だと結構あるよw 学習が足りてないんだと思う。

手も指の本数は良いとしても、関節の数がデタラメだったりする。これは手指関節はデフォルメされやすい部位だから、写実的描写とデフォルメ描写の狭間で、中途半端な描画になりがちなんだと思っている。一応、拡大inpaintでガチャれば、そのうちなんとかなる可能性は高い。

あと、ポートレイトだと胴長になりがちなのも変わらんねえ。胴長はi2iやinpaintだけでは修正ほぼ無理。

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あ、それと腕が短くなるのもありがち。これもデフォルメ絵が混ざるからだと思ってるけど、inpaintでは治らんやつ。

まあControlNetで構図やポーズを指示したり、特定の構図やポーズを再現するLoRAを使うとかすれば良いかもしれんが、それだったら、ControlNetに与える参照絵をそのままお手本にする方がずっとずっと良い。いったんAIに出力させる理由、なんにもない。

AI絵をお手本にするのって、知らないことをLLMに聞く行為と同じくらいの危うさがあると思うんだよね。それが正しい答なのか検証する能力がないなら、参考にする意味がないという点で同じ。

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