https://x.com/RyuichiYoneyama/status/1853662942144909447
このポストは確かにそうなんよな。配偶者に関しては配偶者特別控除があるから、控除額は累進的に減っていくので、103万円の「壁」は本当は無い。壁があるのは扶養控除の方。しかし、扶養控除で壁があるなら、基礎控除ではなく、扶養控除の方を改善すべきというのももっともな話。
扶養親族の所得金額閾値を48万円からさらに上げるとか、「扶養特別控除」みたいなのを導入して累進的に控除額を減らすとか、やりようはある。
あと、扶養親族が103万円以上稼ぐという状況は、だいたい子供が大学生でバイトする場合なのだし、学生の本分は勉強なのだし、103万円以上稼ぐことより、勉強を優先すべきというのも、もっともな話だなぁ。
「扶養親族の所得金額閾値を48万円からさらに上げる」の「48万円」がまさに基礎控除額なので、「基礎控除額を上げる」と結局同じことではある。
でも、「基礎控除額を一律上げる」のは103万円の壁破壊目的としてはおかしい。基礎控除額を上げるのは、扶養家族に限るべきだ。
ただ、基礎控除額一律アップは、あくまで税負担を減らすのが第一目的であり、「103万円の壁を壊す」効果は副次的なものだ、という立場ならば、一律アップは妥当だろう。