教科書展示会に行くときにでもどんなところを見たらいいのだろうと気になっていたところ、この新婦人の資料がとても参考になった。
https://www.shinfujin.gr.jp/16373/
これ読んで、最初は「指摘すべき点をその場でちゃんと網羅できるかな……」という不安がよぎったけど、別に網羅しなくても一言二言でも書いてくればいいわな、数が大事だ、という気持ちになった。
Twitterなどを見ていると、歴史の改竄や改憲を進めたいと思うようなひとたちが教科書展示会に行っている様子がちらほら、でもパッと見つかる。そういう声の「数」ばかりが明らかになるよりは、はるかにいいはずだ。
教科書展示会は各地で行われていて、どこもだいたい期間が短いです。行ける方はぜひ。
ちなみに、今年この教科書展示会があると私が知ったのも、新婦人から。
新婦人しんぶんに、この地域の展示会スケジュールのお知らせをはさみこんでくださっていたのだった。ありがたい。
しかしその日程をカレンダーに転記しておらず、お知らせの紙は新婦人しんぶんの束の地層のなかに……。昨日いろんな予定を整理していたときに「あれ、もうそろそろ教科書展示会じゃなかったか?」と思いだし、開いたらなんとまさに開始初日だった。危なかった。別の区はもう終わっているところもあった。
うちの最寄りは5日間のみでギリギリ土日が1回ある感じ。教科書の展示ということで場所も使うといった事情もあるのだろうけど(といって、そういう物理的な事情だけではないのだろうけど)、せめて半月、できれば1カ月ぐらいやっててほしい。忙しいひとが多いのだし、ちゃんと見ようとすれば全部を一度になんて見切れないだろうから。
BT
教科書展示会。
教科書展示会は毎年やっているけど、今年は中学教科書の採択の年(4年に1度)なので、重要みたいです。
今後4年間使う教科書を決めるのだから、
右派の人たちもはりきっていて、参政党とか「令和書籍」の竹田恒泰氏などの新しめの勢力も、行って意見を書いてくるように呼びかけているようですね。
彼らは歴史教育とか性教育(保健体育)とか道徳とかに意見したいみたい。
文科省のページにあった、今年の全国の教科書展示会の会場一覧。
(お住まいの都道府県のところを押して見てください)。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/tenji/1359114.htm
当たり前ですが閉まる時間を確認して、時間の余裕をもって行ったほうがいいです。
私、以前、閉まるギリギリの時間に入ってしまって、ほとんど見ることができなかったときがあったので(終わる時間を確認してなかった私が悪いのだけど、職員のひとにものすごく露骨に迷惑そうにされた)。
教科書展示会に行ってきた。
会場には小学生用の教科書と中学生用の教科書があり、かつ教科ごとに数社の教科書があって、到底全部は見きれないなと端から割り切れた。
しゃとんさんも書かれていたように、今年は中学教科書の採択の年(4年に1度)とのことなので、まずは中学生用から見ることに。そのなかでも、歴史(とできたら公民)の教科書の、明治以降の戦争や植民地支配に関する記述を重点的に見ることにした。
育鵬社と自由社の記述はひどいものだった。日本の政治の罪がこれでもかと薄められていた。でも文字は大きめでルビも多めで、一見よさげに見える。
私は山川の歴史の教科書がいいなと思ったけど、構成にとっつきにくさがある気がした。
自分がもしこの教科書を中学時代に手にしていたらどう思っただろう、親戚の子がもう少し経ってこれのどの教科書を見ることになるのだろうとか、いろいろ考えてしまった。
新婦人のリーフレットで枠囲みでフィーチャーされていた令和書籍の「国史」教科書は見当たらなかった。改憲をすりこもうとするような育鵬社の公民の教科書も最悪だった。
令和6年度教科書展示会 会場一覧(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/tenji/1359114.htm
〈教科書展示会は、昭和23年の検定教科書制度の実施に伴い、教科書の適正な採択に資するため、教科書発行法により設けられた制度です。
令和6年度は、6月14日から7月31日までの任意の14日間を中心として、全国で開催されています。
なお、開催期間や展示されている教科書の種類は会場によって異なりますので、詳細については各都道府県教育委員会にお問い合わせください〉