静かな環境で治療に専念したいであろう宮城県立精神医療センターの利用者に、これ以上、声を上げろ、という事は酷だ
病人なのだ
だから、支援者たちにもっと声を上げて欲しいと思うが、そして実際各方面から沢山の反対する声が上がっているけれど、まだ空気を動かすには足りないと思っている
心細く思っている当事者たちにもその声は届きづらい
皆諦めてしまっている
運動が一般の、精神障害を持たない人を巻き込むのにまだ足りない
少しでも多くの人に宮城県で今起こっているこの問題に関心を持ってもらいたい
けれどそれは精神障害を持つ人に危害が及ばない範囲でなければならない
これは、精神障害を持つ人に対して、社会がいかに関心を払わないかを意味してもいる
私たちはネグレクトされ続けている
存在を無い事にされている
今般の宮城県立精神医療センターの移転の構図そのものが、それを意味している
まず当事者に意見をヒアリングするところから始めないで、県は、というより村井嘉浩県知事は移転候補地として名乗りを上げた富谷市ありきで強引に計画を進めている
どれだけ県の側が否定してもそれは事実ではないか
私たちが利用するはずの病院の移転計画なのに、私たちはいなかったことにされている
私たちは常に透明な存在にされる