https://www.tokyo-np.co.jp/article/279484
記事は神奈川の事例だけど、この指摘はその他の地域にも当てはまるよな↓
“全国各地で加速している高校の統廃合。その基本方針として「産業構造の変化によるスクラップ・アンド・ビルド」(山本さん)があるのだという。
第2次産業が衰え、主な働き口が3次産業に移行する中、「進学実績がトップの高校には手を触れず、就職先がない工業高校や商業高校、定時制高校が統廃合や廃課程のターゲットになっている。産業界は高校を労働力の養成機関と見ており、国もその考え方にならっている」。
大阪大の高橋哲准教授(教育政策)はこんな見方を示す。「高校の統廃合は少子化対応だけではなく、教育予算を減らす必要に迫られる財政の課題でもある」
高橋さんは「『適正配置』は重要なポイントだが、数の問題だけで考えるべきではない」と語り、「中学の生徒数や財政の都合を優先させず、教育上の適正さを最重視するべきだ。教育ニーズは行政が一義的に決定できるものではない」と指摘。広く声を聴き、丁寧に判断することが大切だと説く”