以下ネタバレ
体の中と外で、ドラマが進んでいくけど、最終的には体の外……つまるところ人間の方が「生きる」事を優先されるのだけど、まぁそれは仕方のない事だよなと映画見終わって思ったぐらいには細胞たちに感情移入して、愛着がわいていた。
途中でふと「あ、でも赤血球ってじゅみが120日ぐらいだから、実際はこの主人公的立ち位置の赤血球は約120日サイクルで生まれ変わってるんだよな」と気付いてしまって、苦笑してしまったんだけども。
人間ドラマは、父子家庭って母子家庭と比べて援助が少ないから治療費も進学も大変だよなぁ……と改めて思ったり治療シーンの所では泣いちゃったり、彼氏はなった直後に巻き込まれて大変だと思ったりで、自分の中で感情が忙しかった。
細胞たちのドラマも、まぁ人間くさいのだけど、不良品扱いされた細胞とか、そらを排除する白血球とか、悲しくなることもありつつ、最後は総入れ替えで。
細胞たちに感情が、本来はあるわけではないけど、さみしいなぁと思いつつも、まぁでも仕方ないのよね、と思い直したり。
献血と輸血のシーンがあって、周り巡って我が子に献血した血が行くこともあって大切な存在にその血が届くかもしれないと思わせる演出やアクションシーンは佐藤健の他の役……剣心とか大河の以蔵があったから、安心感があった。