だらだら読んでいた岩波文庫のホメロス『イリアス(上)』、やっと読了。
本当にあと2,3ページだったんだけど、なかなか最後は激戦で…!
というか、もぅこれ、上巻読んでて「いや、もぅ、ヘクトル!!!お前が幸せになれば私は満足だ!!!」ってなるぐらいにはヘクトル贔屓になった。奥さんとちっさい子供と櫓の上に立ってる姿が、もぅ永遠に幸せでいてくれ!!!ってなった。
まじ、あのどうしようもない弟最悪だし、アガメムノン最低だし、本当意味分からんってなるし。
オデュッセイア読んだ後だけど、いや、もぅ「ヘクトル!!!お前!!!」ってなる。これ、下巻どうなるのよ。
あと、もぅ、これ、語り聞いた人たちの中で大ブレイクするわ。永遠のベストセラーだわ。納得だわ。面白すぎる。
イリアス下巻読み始めて、まだかなり最初なんだけど、ホントもぅ、色仕掛けでそんな簡単に…、てか、ゼウス、お前、どんだけ女好きなんだよコノヤロウって思ったり、話題になってる人の気持ちなんてまるっきり考えないで「手伝ってくれたらお前が娶りたい奴娶らせてやる」っていうヘレも「うげぇぇえ」ってなるしで、神様の感覚にはちょっとついて行けない。まぁ、彼等は神様だし。
上巻もそうだったけど、戦闘シーンの武器が相手に届いた時の描写とかがとにかくすさまじくて、想像すると怖くなる。口承していく上では表現が苛烈の方がやっぱり印象に残るからなのか。まぁ、でも戦闘を主に描くものだからって言うのもあるかもしれないが。
ヘクトルがポセイドンと戦う所が、もぅヘクトル強すぎるし、もっとしょうもない弟パリスに色々言ってもいい!!いやむしろ言え!!と思ったり。
パリスが出てきたタイミングで「お前、まじであり得ないん!!!」と心の中で叫んでしまった。
メネラオスはほんともぅ、ヘレネ連れて帰って、お前も幸せになれよ!!!ってなる。