今年の振りかえりとして。
出した本は3冊(うち1冊は文庫化)
1月『希望のカケラ 社労士のヒナコ』(文春文庫)
6月『マザー/コンプレックス』(小学館文庫)
10月『宝の山』(光文社文庫)
お買い求めやすい文庫ですので、ぜひお迎えください。
また、「小説推理」に独立短編を書きました。
4月号「妻は嘘をついている」
7月号「まだ間にあうならば」
10月号「三年二組パニック」
12月末発売の2024年2月号「家族になろう」
遠からずまとまると思います。
そして12月、三洋堂さんの、
第2回『でら文芸』でら面白い文芸はこれだがね! 「でら興奮部門」にて、
『最後のページをめくるまで』(双葉文庫)を第一位に選んでいただきました。大変光栄です。ありがとうございます!!
来年は早々に雑誌掲載と、3月予定の文庫化があります。
また告知します。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
名古屋市美術館で開催している「ガウディとサグラダ・ファミリア展」も観てきました。 こんなに幾何学を考えさせられる美術展だったのか!と。頭の中がぐるんぐるんしてました。 NHKの「日曜美術館」で予習したこともあって、見所がよくわかった。←再放送あるので行く人はチェックした方がいいと思う。
再放送は、12月24日(日)午後8:00~8:45(再放送)[NHK Eテレ]
そして図録が重い。めちゃ重かった。 なにもハードカバーにしなくてもいいじゃん。タイトル箔押しだし。 いま大半ソフトカバーじゃね?
とはいえ中身がめっちゃ充実してる。まだパラパラしか見てないけど、解説が詳しい。永久保存版って感じ。
だからハードカバーなのかなあ。
mizuki_hiromi
52分
映画「ほかげ」を観てきました。重い。凄い。しか語彙がなくなる…… 戦後の、生きるすべをもたない女性と、子供と、兵隊さん(ふたりいる)の物語。それぞれの運命のむごさも、選択も、未来も、すべて戦争という巨大な災厄が奪っていったのだと突きつけてきます。観られるチャンスのある方ぜひ観て。
俳優陣がまた凄い。趣里の迫力といったらもう。動作も声も。あんな凄みのある低音、震えてしまう。 物理的にあり得ないんだけど、ブギウギの彼女とは目の大きさが違うように感じる。体重を落としたのか、睨んでいるからなのか、恐ろしいほどの目。 子役の子も凄い。森山未來のあそこからもゾッとした。
塚本晋也監督の「野火」も同じスクリーンで観ている。あれは戦地だけでなく戦後もシーンとしてあって、ぞくっとしたんだけど、戦争は終わってから先も怖い。 ある人のシーンで、思いだしてしまったよ。辿らなかった別の道みたいな気がして。
ちな、名古屋の上映はシネマスコーレです。
アジア7カ国による映画制作連携協定「AFAN(Asian Film Alliance Network)」に日本が参加していないらしい。
映画に限らないけどね。国際ブックフェアも辞めてしまったし。
https://toyokeizai.net/articles/-/716369?display=b
小説家。既刊『あなたが選ぶ結末は』『善人と天秤と殺人と』『ノゾミくん、こっちにおいで』『宝の山』『最後のページをめくるまで』『だからあなたは殺される』『熱望』、シリーズで『社労士のヒナコ』『ランチ探偵』『まねき猫事件ノート』等。インスタ→https://instagram.com/mizuki_hiromi/
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