橋本さん、『BABELZINE Vol.3』のレベッカ・キャンベル『大いなる過ち』かなりすごくないですか? 二段組30ページ前後ですが、超圧縮したリチャード・パワーズ的な時間と空間の重層性と、ラストのリリースがあまりにカッコいい……。

レベッカ・キャンベルの“A n Important Failure”は、何人かでやっていた年刊SF傑作選(原書)の読書会で読んだとき高評価の人が結構いました。濃密で、最初と最後のスケールが大きいのがいいですよね。
私はあまり人類と楽器に思い入れがないので、なんかもう一味ほしいと贅沢なことを言ってましたが……。

フォロー

これをひらいた、要するにもうちょっと長くした(その代わり中間の密度を下げた)ものが読みたくなってきました。時間的な圧縮の仕方がとにかく上手い。
個人的には「これは自分がすべてを捧げて作ったものだが、自分がその最盛期を見ることはないだろう」というところにカッコよさ(と半ば特攻隊みたいな精神)を感じました。そういうものだよなという。木を見に行きたくなる本でした。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。