中古本市場の実情をさぐる(2019年公開版)
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20191006-00144601
↑この記事に、古本市場は2018年時点で年間商品販売額が713億とあり、続きが気になって調べた。
手元にある、『出版物販売額の実態 2021』には、「経済産業省の商業統計調査の廃止、再編に伴い、咋年度より中古本市場の掲載は取りやめた。」とある。
泣きながら商業統計調査の調査票を見ると、「古本小売業」という項目で調査していたようで、たしかに数字は合っている。
そこから色々ぐちゃぐちゃと調べたけど、結局e-statに「古本小売業」と入れたら、経済センサスの中には同項目が生きていて、年間商品販売額が1163億400万円だった。
増えているので他の中古品も紛れているのではと思ったけど、定義が「主として古書籍,古雑誌などの古本を小売する事業所」らしいので変わっていない。コロナ特需ってことなんだろうか。とすると次の結果が出るのが3年後だ。
経済センサス未実施年の年別調査は「経済構造実態調査」で、ここには「古本小売業」がない。これがおそらく、『出版物販売額の実態』が掲載を取りやめた原因だろう。
ここで力尽きた。明日は「経済構造実態調査」を見て、「古本小売業」に相当する項目が、どこに吸収されているのか見てみる。