実家にいた頃の元旦の朝は、父が「おめでとう」と言って他の家族が「おめでとうございます」と返し、お屠蘇を啜るところから始まっていた。比較的リベラルな雰囲気の我が家でさえそうだった。
もう次の世代になったというのに、お正月は女が立ち働き、男がご機嫌に飲んだり喋ったりという図式になりがちなのは相変わらずだ。去年は、無くなったお酒を女が買いに走るところまで目撃してしまった。
今年はいろいろあって、集まりがなかったので正直ホッとした。今年の三が日は、わたしも人といることが多かったし料理もしたけど、静かに穏やかに過ごせた。初詣も年賀状も何年も前からやめてるしお節も超略式。
国家主義や家父長制と馴染みの良いニッポンのお正月が終わった。
今日が仕事始め。