@JapanProf
私は、この本を読んで、林眞須美という人は、メディアに流れたようなイメージとは違って、裕福な家庭に育ち、かなり高い教養教育を受けた人だということを知りました。また、冤罪事件でありがちなのが、取り調べで自白をしてしまって裁判で自白を翻すというパターンですが、彼女は取り調べでは一切自白しなかったためにむしろふてぶてしい女とみなされたこと。彼女は取り調べ中に自分を殴った刑事を殴り返し、刑事たちから恨みを買ったことも大きく影響しているようですが、そもそも被疑者を殴ることが言語道断です。
つまり自白をすればもちろん有罪、自白をしなくても有罪ということで、いったん犯人だだと思われたら逃れられない仕組みに絶望しました。
https://www.amazon.co.jp/「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実-田中-ひかる/dp/4828420371