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父がヨーロッパの児童文学、ファンタジーが大好きで、そういうものは際限なく読める環境だったけど、中学生の頃、ACクラークを自力で発見した。はっきりと記憶している中では、親に与えられたものではない読書体験、という意味ではあれが最初だったかもしれない。

A.C. クラークにたどり着いたきっかけは、ひょっとしたら小学生の頃に読破した A. ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」シリーズだったような気がする。これは SF ではないけれど、物語の裏には実在する船の仕組みや自然現象など、学ぶべきことや未知の現象がたくさんあり、物語はその入り口にしか過ぎないと感じさせてくれたことなのかもしれない。
私がミステリーや推理小説ではなく SF が好きになった理由はその辺りにあったのかもしれないと思う。

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