いつものように朝食用のパンを焼いている。

パンを焼くというと、「あんた粉もん好っきゃねー」という人が身近にいて、言われるたびに微妙な違和感を覚える。

たぶん、自分が好きなのは「粉もん」ではなく「パンを焼くこと」であって、お好み焼きとかたこ焼きと一緒にしないでほしいと思うからかもしれない。そんな枠組みを考えて行動しているわけじゃない。

他人をカテゴライズするのは、その人を理解するのに役に立つのかもしれない。だけど本人の好き嫌いはカテゴリーが先にあるわけではない。行動の後にカテゴリーがついてくるんじゃないかな。自分で考えて歩くって、たぶんそういうこと。